遠隔で10,000km離れていても24時間ボルト緩みが分かる!
次世代のボルト軸力監視システムのインターボルトは、ボルトの軸力測定をリアルタイムで計測しデータをクラウドサーバーへ自動送信。どんな離れた場所からでもクラウド上で【ボルトの緩みを24時間監視できる】IoT スマートテクノロジー。
これによりリアルタイムのボルト軸力データに世界中どこでもパソコンやスマートフォンからモニタリングできるようになり、作業者が現場にいる必要がなくなります。北海道の洋上風力発電の軸力測定データを東京のオフィスで、またはアメリカのオフィスでも監視できます。
次世代の無線ボルト軸力測定・監視システム
配線工事不要のLoRa無線通信経由でインターボルトからボルト軸力測定データを取得し、専用ゲートウェイ(受信機)を介してクラウドへ自動で送信します。ボルトの締付力の軸力値を「現場と遠隔の両方で監視モニタリング」できます。現場では専用タブレットでリアルタイムモニタリング。遠隔ではクラウドでリモートモニタリングができます。
洋上や高所で測定困難なボルト軸力のモニタリングも可能
ボルトが正確な軸力で締め付けられているか?ボルトが緩んできていないか?
今までは風車、鉄塔、橋梁などアクセスが困難な場所であってもボルト軸力を直接測定するには技術者が現場に赴き、有線接続された超音波軸力計による手作業の定期的なボルトの軸力測定をするしかありませんでした。人為的な測定ミスや高所による危険が伴います。インターボルトによってそれらは不要になり、事務所でいつでも軸力の変化を瞬時に把握し故障を予測して防止できるようになります。プラントの遠隔監視や予防保全に活躍します。
「高精度 1kN単位で表示」、非常に正確な軸力精度 ±3%
ボルトの締め付け軸力値を1kN単位でリアルタイムに測定表示。標準のインターボルトの軸力測定精度は±5%。追加オプションのキャリブレーションを実施すると軸力測定精度は±3%まで精度を上げることが可能です。インターボルトは高精度の負荷基準に対して校正されており校正証明書が付属しています。
作業者がボルトの締付け状態を確認できるLEDインジケータ
インターボルトには高精度なボルト荷重センサーを内蔵しています。バッテリー駆動のワイヤレスセンサーにはボルトの締め付け軸力状態を簡単に色で確認できるLEDインジケータも内蔵しています。暗い場所でもボルトが正確に締め付けられていることを作業者が一目で確認できます。また締め付け作業中にボルトの軸力値を1kN単位でリアルタイムに測定表示します。
アラート・通知機能
クラウドのアラート・通知機能によりボルトの締め付け軸力値が設定軸力範囲を超えると、お客様のメンテナンスチームに通知することができます。これにより迅速にプラントの予防保全を実施でき、稼働中の設備の故障を防ぐことができます。
インターボルト軸力監視システムの使用・活用事例
風力発電のボルト、橋梁のボルト、鉄道レールのボルトなど多数のボルト軸力監視に使われています。
インターボルト(InterBolt)の仕様 | |
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項目 | 仕様 |
軸力精度 | 標準: ±5% Optionのキャリブレーション実施: ±3% |
対応ボルトサイズ | 六角ボルト M16 以上~ スタッドボルト M30 以上~ ボルト径サイズの上限はありません。 (六角穴付きボルトは使用できません) |
対応ボルト強度区分 | 4.6〜12.9 |
対応ボルト材質 | SS、SC、SCM、SUSなど |
使用温度 | - 40℃ ~ 85 ℃ |
防塵・防水性能 | IP68 |
耐衝撃保護等級 | IK07 |
塩水噴霧試験 | 塩水噴霧 2000 時間 |
電源供給 | 無線バッテリー内蔵 |
バッテリー寿命 | 10~15年 (簡単に30秒程度でバッテリー交換ができます。) |
LoRa 無線通信距離 | 1000m(InterBoltからゲートウェイ受信機までの距離) |
クラウド 通信距離 | ネット接続環境があればどこからでもモニタリング 確認可能(InterBoltからお客様までの距離) |
現地 モニタリング | 専用タブレットでモニタリング。 リアルタイム毎秒更新 (サンプリングレート 1秒間に2回) タブレットはLoRaトランシーバー内蔵、液晶10インチ |
遠隔 モニタリング | PC、スマホでモニタリング。 1時間に1回更新 (サンプリングレート 1時間に1回) |
最強のゆるみ止めナット「ボルロックナット」の組合せも可能
プララドのボルロックナットは100万回の振動試験(3次元縦方向・横方向)でも緩まない緩み止めナットです。ナットが振動を受けて反時計回りに緩もうとすると微細な内蔵ボールがクラッチ機構を利用したクサビ効果を発揮するのでナットが回らず緩みません。内蔵ボールの斜面角度は、「ねじリード角」よりも大きく設計されています。ナットを締めると内蔵ボールが自動的に溝の最深部へ動き、ナット下面とボール頭頂部はツライチとなるので、床との間に隙間は生じず締め付け軸力に影響しません。